あなたに逢えた~believe~
(さっきのって…)

もしかして母さんの事か。

そういや堂本には、紹介してなかったかも。

(つーか俺の彼女って、どれだけ若くみられてるんだよ)

ニヤリと微笑んで堂本の右肩をポンと叩く。

「良いこと教えてやろうか」

「何が?」

「さっきの人は俺の母親」

「はい?」

「ま、そう言う事だから、彼女では無いよ」

とポンポン。

驚いている堂本をほっといて、

「お先に失礼します」

とみんなに声をかけて、更衣室から出て行った。
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