君の名を呼ぶ度に。

最低な女の子

その後はどうやって帰ったのか覚えていない。

昂が送ってくれたのかもしれない。

ううん……─

多分そう。


翔に似た匂いが服に染みついているから。



朦朧とした意識の中で
あたしは、何をしてたんだろ?

昂が困る様な態度なんかとらなかったかな?

急に不安になる。


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