君の名を呼ぶ度に。
そう言ってわざと離れるあたし。
翔が昨日、あたしを昂に俺の彼女だと紹介されてはっきり言ったの。
"お似合いですね"
って。
あたしは思ったんだ。
あんたはもう戻らないんだなって。
想っても傷付くのはあたしなんだなって。
あたしの涙は
あんたのものにはならないんだなって……
だから辛いけど
さよならだよ。
ねぇ……
帰り際、
『さよなら』
って言ったあたしはちゃんと笑えてた?
「遊亜、何やってんの」
『何って……』
目の前にはコンクリート。
振り返れば、昂の……
"足"
……あ。
「驚いてるし」
『てか、』
『痛いー!』
翔が昨日、あたしを昂に俺の彼女だと紹介されてはっきり言ったの。
"お似合いですね"
って。
あたしは思ったんだ。
あんたはもう戻らないんだなって。
想っても傷付くのはあたしなんだなって。
あたしの涙は
あんたのものにはならないんだなって……
だから辛いけど
さよならだよ。
ねぇ……
帰り際、
『さよなら』
って言ったあたしはちゃんと笑えてた?
「遊亜、何やってんの」
『何って……』
目の前にはコンクリート。
振り返れば、昂の……
"足"
……あ。
「驚いてるし」
『てか、』
『痛いー!』