君の名を呼ぶ度に。
「そう……だよね」

安心したのか、ドサッと椅子に座る美紅。

『そうだよ』

あたしも席につく。

「じゃあ俺、クラス行くから」
「昂」
クラスに戻ると言った昂を
美紅が引き留めた。

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