君の名を呼ぶ度に。
『馬鹿』
「俺、馬鹿じゃねぇし」
昂はいつの間にか起きていて、あくびをする。
翔と重なるその姿。
ねえ─
なんでそんなにそっくりなの?
顔だけなら良かったのに。
そしたら苦しむことはないのに。
「泣き虫……」
『泣いてなんか無いよ』
「翔が羨ましいな。こんなに泣いてくれるやつがいて」
『柄にもない事いわないでよ……』
「俺、馬鹿じゃねぇし」
昂はいつの間にか起きていて、あくびをする。
翔と重なるその姿。
ねえ─
なんでそんなにそっくりなの?
顔だけなら良かったのに。
そしたら苦しむことはないのに。
「泣き虫……」
『泣いてなんか無いよ』
「翔が羨ましいな。こんなに泣いてくれるやつがいて」
『柄にもない事いわないでよ……』