あいつと最後の恋愛・・・できますか
「おい、玲!待てよ!・・・人が飲もうって言ってるのに・・・」

「あんたさ、私しか誘えないわけ?」

「だってお前ぐらいしか俺と対等に酒を飲めないだろうが」

「はいはい。じゃ おごりね」そう言いながら居酒屋に入った。

会社じゃ姉さんって呼ばれるようになり、女らしさ、かわいらしさなんて全く無い。

とうとうアラサー突入。これでも恋はしたい・・・

でも誰も恋愛感情を持ってくれない・・・

恋をしても別れる時、言われる言葉・・・


「お前なら一人でも大丈夫だろ・・・」


別れる理由がほとんどこれ。トラウマになり・・・そこから恋愛をしなくなった。


「玲。さみしいか・・・」

「全然。今楽しいから」(ちょっと強がり言ってみた)

「俺、お前の男になろうか?」

「あんた彼女いるじゃん。ばか?」

「・・・そうだな・・」

「あんな可愛い彼女がいて何が不満?」

「だな・・でもな・・」

「男らしくないな。しっかりしてよ!」と背中を叩いてやった

「そうだな・・」

「そうこなくっちゃ。じゃ乾杯」

ビールジョッキがカチンとなった。

「仕事終わりのビールは最高!」

ジョッキの半分は飲んでしまった・・・。
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