あいつと最後の恋愛・・・できますか
「・・・疑ってない」

「嘘つくの下手になったな」

「嘘はついてない!」

「玲・・・お前をどれだけ知ってると思ってる?俺の気持ちわかってないな」

「あ・・・」それ以上言えなかった。

聡には隠せない・・・忘れてた・・・いつも私に何かあった時、聡は一番に気づいていた。

それもみんなに知られないようにこそっと言ってくる。

「ごめん・・・疑った・・信じたいけど・・信じられなかった・・・」

「そのうちわかるだろ・・まぁ俺は玲をし・ん・じ・る・よ」

「ずるい・・・聡って」

「遅かれ、早かれ俺達のことはわかるはずだし、加奈がお前に何て言うかわからないが
その時は俺も聞くから・・・絶対に一人で悩むなよ・・・わかったか?」

「うん・・・」

「じゃ・・・明日は仕事だし・・・飯食って寝るか」

「じゃ・・簡単に何か作るね」そう言ってキッチンへ向かい、冷蔵庫の中の物でさっと作った。

食事を済ませ、明日の準備をし、寝ることに・・・

「今夜はダメだよ」ベットに入って聡に念を押した。

「わかってる・・・だけど・・キスは?」

「・・・ちょっとだけなら・・いいよ」

軽いキスのつもりが・・・・深いキスになってしまった・・・

「玲・・・舌だして・・」

吸われ・・・絡められ・・・口内に入ってくる聡の舌の動きに翻弄された・・・

唇が離れた時・・・頭がぼーっとして聡が見れなくなっていた。

「玲のその目・・・いやらしい・・・」

「これ以上・・・は・・ゆるして・・・」

結局・・・聡の指で遊ばれて・・・そのまま意識を失った・・・
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