あいつと最後の恋愛・・・できますか
いつものようにデスクに座り、パソコンとにらめっこしていた。

連休明けは忙しい。入力する仕事が沢山ある。

入力に没頭していると、社内メールが届いた。

開けてみると、加奈だった。

玲。忙しい時にごめーん。聡さんの彼女になったて。

それはいいんだけど、私のことで気にしてるならごめんね~。

たった2か月だから・・・玲に昔言ったことあれ全部嘘だから

気にしなくていいよ。ぶっちゃけキスもしてないし~

聡さん彼氏のふりしてもらってたようなもんだから。

あ・・・そうそう。結婚式、みんなで来てね。4人招待しますんで。

よろしく~ 加奈

「はぁーーーあ!」みんなに聞こえる声で言ってしまった。

「玲!どうしたの?」沙織が慌ててやって来た。

みんながこっちを向いている。

「あーごめーん。入力ミス。すいません。大きな声だして」

咄嗟に謝った。

「あんたさ・・・どうしたの今日。おかしいよ」

「沙織・・ちょっと・・これ見て」加奈のメールを見せた。

内容を見て目が驚いていた。

「玲・・・ちょっと休憩行こう」

部屋を出て休憩室へ行った。

沙織がいきなり言った。

「どういうこと。加奈と聡が付き合ってたって」

沙織に過去のことを打ち明けた。

「・・・でこの内容信じるの?」

「・・・信じる。聡も昨日言ってたから・・・」

「ったく何で言わなかったの?」

「だって・・・もう過去だし・・・」

沙織がはぁーっとため息をついた。

「引っ付けた本人が玲って・・・ほんとバカだね」

「重々承知ですよ沙織さん・・・でも大丈夫だから」

聡が気になったのかやって来た。
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