あいつと最後の恋愛・・・できますか
「あ~私ってこんな奴だったかな!!」大きな声の独り言を言ってしまった。

考えているだけで寝不足になりそう・・・。

ベットにさっさと入って寝よう。

ベットサイドに携帯を置いた時メールが入った。

聡からだった。慌てて起きあがり開けてみた。

「玲、伝えるの忘れた・・・玲・・愛してるよ。おやすみ」

メッセージを見て心の中がキュンとした。

「私にもこんな気持ちまだ残っていたんだ・・・」ぽつっと言ってしまった。

今までの散々な恋愛でいつの間にか言葉にも表現しなくなり、どちらかと言えば

ドライな恋愛をしていたような気がする。

相手にもそんな気持ちを求めなかった。だから私も言わなかった。

でも・・・聡は違った・・・言葉、感情をぶつけてきてくれる。

私も自然と言葉が出てしまう。

聡のメールの返事も何も考えることなく返信した。

「私も・・・愛してます。おやすみなさい」って・・・

送った後、無償に会いたくなってしまった。

今は12時・・・こんな時間だからあきらめなきゃ・・・

タクシーですぐの距離だけど、今行けば完全に重い女になってしまう・・・

こんな私じゃなかったのに・・・でも会いたい・・・

聡・・・来てくれないかな・・・

男で女は変わるていうが、ほんとうにそうだと思った。

明日会えるし・・・やっぱり寝よう・・・

ベットに横になったと同時にインターホンが鳴った。

え?まさか・・・嘘!

慌ててリビングに向かった。
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