あいつと最後の恋愛・・・できますか
「だって部長が・・」

「聡・・・あんた何か言った?」

「何も?付き合ってるのは知ってるけど」

「って言うことは・・・部長の早とちりだね」

「ああ・・・」

「玲。よかったな。お前の貰いてがいて。みんな心配してたぞ。弟には越されるしな!」

「敏則・・・拓弥に何か言ってないでしょうね・・・」

「玲と働くことは言った。そしたら面白いことが起きるかもとは言ってたな・・・」

「あいつ・・・」

「まぁいいけど・・・これからうちの部署で働くの?」

「そうだよ。海外事業部に行く前に営業で把握してから移動になった」

「は?何それ」

「玲がいるから、とりあえず慣れて、そこから移動ってこと」

「そっか」

「じゃ、水島さん、玲、よろしく」

「こちらこそよろしく」

二人で握手をかわしていた。

「ところで・・・二人・・結婚するのか?」

改めて言われると、ドキッとした。

「そうですね・・・玲がはっきりOKしてくれたら今でもしたいですよ」

とんだ爆弾を聡が落としてきた。

「あ~そんなの大丈夫ですよ。玲の両親もすぐにOKだしますよ」

「敏則!いい加減なこと言わないで」

「だって・・・玲の親父さんに頼まれたし」

「何を」

「拓弥から聞いたから水島さんを見てきてくれって」笑いながら言った。

その一言に悪寒が走った・・・。
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