あいつと最後の恋愛・・・できますか
聡もその言葉に驚いていた。

「大丈夫だよ。俺は何も言わないから」

「どうだか・・」

「とりあえずは・・・仕事に行こう」

3人は部屋を出て営業課へ向かった。

案の定、噂はひとり歩きしていた。

三角関係になったとか・・・聡が振られたとか・・・婚約者とか・・・

いとこ、というフレーズがどこにもなかった。

紹介するとき、いとことわかってからは、私の周りには肉食系女子が寄ってくるようになった。

思った通りだった。きっと狙われる・・・その通りだった。

ロッカーへ行けば敏則の話で持ち切りだった。

色々聞いてくる女子に本人に聞いてとしか言わなかった。

今日一日が終わった。沙織と健二が迎えに来てくれた。

私達3人と一緒にご飯を食べに行った。

後輩がメールで店を教えてほしいっていうが、今日は断った。

この先・・・色々起きそうな予感がする・・・。

平穏無事。それを心の中で祈った。
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