あいつと最後の恋愛・・・できますか
近くの居酒屋に行きいつもの飲み会が始まった。

「お疲れ～」

「ほんと疲れた・・」ビールを一気に流し込んだ。

「あー今日は一段とおいしいわ」

「だな・・俺もちょっとほっとしたからな」

「え？何を」

「敏則さんのこと」

「あ・・・宣戦布告？」

「あれには驚いた。玲の男ってわかった途端、玲をあきらめろって言って来た」

「あいつ・・・」

「でも言ってやった。玲は俺の女ですって」

「本人そっちのけでまぁー色々と言ってくれてるね」

「まぁな」

「ほんと男って勝手というか・・なんというか・・・」

「そうだな・・・そうかもしれない」

「敏則もあそこまで思われてたら・・・別れられないよね」

「そうだな・・・追いかけてきたからな」

「素直になれたらよかったのに・・」

「玲だって最近やっと素直になっただろ？」

「そ・・それは・・」

「聡だって・・・そうだったでしょ」

「俺は素直に伝えてたぞ」

「そうかな・・・」

「そうだよ」

「案外近すぎると言えないのかな？」

「そうかもな・・特に男は・・」

「ねぇ・・・今夜はゆっくり飲んで、うちに泊って行けば？」

「そうしようと思って着替え用意した」

「着替えがあれば、いつでも泊まれるし、着替え置いて行けば？」

「そうする」

今夜はゆっくり飲んで、食べて、二人でばか話に花が咲いた。
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