あいつと最後の恋愛・・・できますか
バーまでそんな距離は無いのに足取りが重い・・・

「聡さんのこと気になりませんか・・・」その言葉が頭から離れない・・・

「くそ・・飲む前に聞きたくなかった・・」下を向いて歩いていた。誰かにぶつかった・・

「おい・・玲・・玲!」

「え?あー!ビックリした。聡か・・・」

「お前どうした?顔が怖いぞ」

「うるさい。誰のせいだとおもって・・・」

「は?何だよ」

「関係ない!じゃ残念会するか!」

店の中へ入っていった・・・。

「かんぱーい。聡くん残念でしたね~」ジンロックを飲んだ。

「くんは余計。俺そんな子供じゃねえし」

「だね~。私もちゃんなんて言われたら・・キモイ」

「こいつにちゃん付けで呼ぶやつの顔が見たいわ」

「ほんと私が見たいわ!」

「玲ちゃん」

「はぁあ!あんたバカ?」

「あははは・・面白いな」

「ほんとこうやって飲めるっていいわ~聡と」

「だな・・俺も楽しいよ」

2回目の乾杯をした。

いつの間にか、さっきあの子から話を聞いたことをすっかり忘れていた・・・


「おかわりする?」

「ああ」

またジンロックを注文した




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