あいつと最後の恋愛・・・できますか
今朝は私の家から仲良く出勤。

聡もいつもより長く寝れたみたいで、スッキリした表情だった。

「玲・・・お前の家で寝たら熟睡できた」

「そう・・じゃたまに来ていいよ」

「毎日でも俺は行くぞ」

「それはダメ」

「疲れた時は頼むわ」

「了解」

聡も独り暮らしだと色々用事もあるし、朝も忙しいんだと思う。

私がいれば代わりにもなるし・・・

それって・・半同棲?

まだそんなことは考えていけない・・・

暫くはこの関係でいたい。

「玲・・顔が面白いことになってるぞ」

「あ・・でてた?」

「何だ?それ」

「いいの・・考えこと」

話をしながら電車に乗り、会社までずっと笑いながら歩いた。

「玲!聡!」後ろから声がかかかった。

「敏則、おはよう」

「昨日はありがとな・・・おかげでゆっくり話せたよ」

「良かったね。で愛花さんは?」

「帰国したばっかだから、暫くは休暇。その間に家決めるらしい」

「大変だね。敏則一緒に住めば?」

「住まないよ・・・俺ら終わったからな・・・」

「出た。敏則の強がり」

「うるせぇよ。玲にはいわれたくねぇな」

「はぁあ!あんた喧嘩売ってる?」

「おい。二人ともやめろよ」

聡の一言で会話が終わった。

「じゃ続きは後で」ロッカールームの前で別れた。



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