あいつと最後の恋愛・・・できますか
朝、出勤準備をしていると聡の携帯が鳴った。

「出ないの?」

「ああ」

暫く鳴り続け電話が切れた。

理香さんかな・・・でも何でこんな朝にも・・・

「行けるか?」

「うん」

いつもより早く出て会社の近くでモーニングを食べていた

また電話が鳴っている。

「聡、私に気をつかってる?」

「・・・」

「出て」

その言葉の後電話に出た。

「はい・・え?・・・ああ・・・で・・・だから・・関係ない・・」

何を言っているのかさっぱりわからない。

「じゃ・・」

「ねぇ・・何の用なの?」

「会って話がしたいらしい」

「ふーん。それで」

「俺は会うつもりもないけどな」

「健二は知ってるの?」

「理香のことか?」

「うん」

「俺に連絡が入ってることは知ってる」

「わかった」

結局それ以上は聞けず時間が無くなり仕事へ向かった。

心に引っ掛かりが少し残ったままだった。

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