あいつと最後の恋愛・・・できますか
歩きながら女同志の会話が始まった。

「玲・・よかったね」

「沙織だって・・お試しだけど」

「それも・・もう終わりかもしれない・・・」

「何で?」

「健二にはまだ言ってないけど・・・」

「結婚決めた?それとも・・」

「・・・しなくちゃいけなくなったかも・・・」

「ってことは・・・まさか!」

「ちょっと遅れてる」

「え・・・」

「検査薬買った?」

「あるけど・・してない・・・」

「じゃあさ今夜しよう」

「え?」

「健二驚かそう」

「・・・でも・・」

「何で?不安?」

「・・・何かさ・・行きずりでこうなって・・セフレから今でしょ・・
これでいいのかなって・・」

「大丈夫。健二は沙織に惚れてるから。それに聡も健二は今回はマジで
沙織のこといくって言ってたって」

「そっか・・・」

「じゃ・・終了だね」

「うん・・そうなると思う」

「おめでと。沙織」自然と涙が溢れた。

「何であんたが泣くの」とハンカチを渡してくれた。

「何か・・嬉しくて・・」

「もう・・ばかだね・・玲って」

暫く海を見ながらベンチに座り二人涙目になりながら話した。


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