あいつと最後の恋愛・・・できますか
「沙織大丈夫?」

少し気分が悪くなったので店の前のベンチに座った。

「さっきのイタリアンはちょっときつかった・・・」

「あ・・匂いね」

「ほんと悪阻って急にくるね。昨日なんて何も考えてなくて、お酒飲んだでしょ。
そしたら急に気分が悪くなって、その時もしかしてと思ったの・・・」

「沙織・・健二も気づいてるかもしれないね。でもデリケートなことだから
言えないのかも・・だってさっき子供の話してたし・・・」

「そうかな?健二が気づくかな?」

「うん。だって健二ずっと沙織のこと見てるし・・・それにもう隠すこと
無いでしょ。結婚も考えているなら・・」

「そうだけど・・・」

「では・・・帰りますか?みんなで健二の家に」

「え?」

「私も一緒にいるから・・・晩御飯食べながらってどう?」

「・・・わかった。玲一緒にいてくれる?」

「もちろん!何かあったら聡と二人であんたを守る」

「・・・ありがと」

買い物を終わったと連絡し、食料品売り場で待ち合わせをした。

夕食の買い物を済ませ、健二の家へ向かった。






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