あいつと最後の恋愛・・・できますか
「沙織、もうすぐご飯できるから、座ってて」

「玲・・ごめんね」

「困った時はお互い様よ」

テーブルに鍋の用意をセットして準備が終わった。

「沙織、少しそっちにいなさいね」

「え?何で」

「鍋ができあがるまでそこにいて。匂いダメでしょ」

「あ・・そっか」

「え?もう悪阻か?」

「だから気づいたんんじゃないの?」

「健二・・・お前あんまり知らないな?」

「だって周りに妊婦・・・あ・・妹・・でもあいつ最強妊婦だったな」

「何で?」

「つわりも何も無し。あっという間にポンと産んだ」

「うらやましいね・・女からすると」

「俺もこれから親父か・・・」

「健二パパだね」

「パパ~って言われる姿が・・」聡が横で笑っていた

「聡、お前だって早く作れよ」

「俺一人じゃ無理だよ」

「玲!どうだ!同級生」

「は!健二・・ほんと殴るよ」

「玲・・でもそのほうが楽しいかもよ」

「もうみんな勝手に・・」

「今晩がんばってみるか?」

聡が隣に来て耳元でこそっと言って冷蔵庫にビールを取りにいった。

「聡!」

お鍋に材料を入れ終えてできあがるまで暫く話た。

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