あいつと最後の恋愛・・・できますか
「・・・で仕事はどうするの?」

「・・・続ける」

「沙織、やめてほしい」

「は?それは私が決めること」

「お前な一人の身体じゃないんだぞ」

「・・・ちゃんと産休も取るし、有給も使うから」

「玲。しっかり見張っていてくれな」

「了解しました~」

「聡も無理させるなよ」

「ああ・・沙織のことは振り分けるから大丈夫だ」

お鍋もできたので蓋を開けに行った。

テーブルに座り食べようとした時、沙織が立ちあがりトイレへ・・・

「沙織!大丈夫か?」健二が後追った。

「病気じゃないから・・・心配ないけど・・ひどいと危ないから病院行かないと」

「あさって仕事の前に病院だな・・」

「そうだね・・」

「ごめん・・やっぱりダメだわ・・」

「何ならいける?」

「わかんない・・」

冷蔵庫からゼリーを出して沙織に渡した。

「あ・・これなら大丈夫」少しづつ食べていた。

「健二・・暫く匂いのきついものやめてあげて」

「わかった・・」

そこから何故かみんなお酒を飲むのをやめてしまった。

「沙織・・・もう休んでいいよ」

「ごめん・・そうさせて。聡もごめんね」

「気にするな。俺らも帰るから」

さっさと夕食を済ませ片付けて帰り支度を始めた。

「今日はありがとな」

「さぁこれから大変ね。健二」

「大丈夫だよ。まかせろ」

「何かあったら連絡してね」

「わかったありがとな」

「じゃ」ここでお開きになった。
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