あいつと最後の恋愛・・・できますか
聡の腕の中で暫く眠った・・・

「玲・・」

「ん?何」その声に返事をした。

「とうとうあいつらも結婚するんだな」

「そうだね・・」

「沙織も悩んだろうな・・」

「彼氏がイケメンって結構大変なのよ」

「そうか?」

「あのね・・女って男が絡むと大変なのよ」

「妬みか?」

「そうよ・・私だって・・」

「ん?何か言ったか?」

「私も聡の彼女として大変だったんだよ」

「何で?」

「あんたが色々手を出していたから」

「・・・すまん」

「でもさ・・・頑張れって言ってくれる子もいるんだよ」

「そっか・・・」

「少し前は飲み友だったのにね・・」

「そうだな・・・懐かしいか?」

「全く今もあまり変わないから」

「玲って何時から俺のこと気にした?」

「いつかな・・・学生の頃?でもそれが聡と一致してなかったから・・・
社会人になってから?」

「俺もあの女子高生が玲だって言われなきゃわからなかった」

「お互い出会ってたのにね」

「そうだな」

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