あいつと最後の恋愛・・・できますか
コーヒーを渡しテーブルに座った。

「健二と沙織の件から俺もお前も相当聞かれるな」

「そうだね・・」

「いっそのこと言うか?」

「は?」

「結婚するって」

「まだ両親も知らないのに?」

「そうだな・・」

「まぁお楽しみって言っておけば?」

「暫くはしんどいけどな」

「仕方ないわ・・・」

「そうだな」

ゆっくりコーヒーを飲んでいると敏則がやってきた。

「おぅお二人さん」

「お疲れ」

「健二結婚するんだな」

「そうよ。ところであんたは?」

「俺?まぁ・・・な」

「ここにも悩んだ男がいる~」

「玲、じゃ聡もか?」

「あ・・・」

「玲・・・自爆した」

「今晩お二人空いてるか?」

「空いてるよ」

「悪いがつきあってくれ」

「わかった・・」

約束をして別れた。

「敏則・・・何だろう?」

「ん?何か言ったか?」

「あいつから誘うときって何かあるから」

「まぁ聞いてみないとわからないし」

「だね」

「じゃ・・がんばるか」

二人で仕事場に戻った。

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