あいつと最後の恋愛・・・できますか
毎日忙しく過ごしているうちにもう金曜日・・・。

今夜から我が家に二人で行くことになっている。

なのに朝から大忙し・・・

沙織が休みそのしわ寄せが私にやって来た。

「玲!この資料!・・・あのデータ知りませんか?・・玲さん!メールが・・玲さん!」

と何度も呼ばれいい加減イライラがMAXに達してきた。

「玲・・この件・・」

「え?」振り合えるとコーヒーを持った聡がいた。

「ごめんな・・手伝おうか?」

「聡も忙しいのに・・大丈夫」

「さっき健二が来てお前に声を掛けようとしたが、怖くて近づけないってさ」

「怖い?私が?」

「顔がな」

「って聡・・あんたまでいうかな?」

「定時に帰らないと行けないしな・・だからマジモードなんだろ?」

「当たり」

「俺も今の資料送ったら落ち着くから、沙織の分は手伝うわ」

「ありがとう・・じゃお願いします」

もらったコーヒーを飲んで休憩し、続きを始めた。

1時間後、聡が沙織のデスクのパソコンに電源を入れた。

「玲資料貸して」

「これがそう。打ち込んで、メールで送ればOK」

「了解」

二人共無言で打ち込んだ。

その姿を見て私達が終わるまで、誰も話かけては来なかった。
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