あいつと最後の恋愛・・・できますか
「驚いた・・そんな過去があったなんて」

「でしょ~」

「だから気が知れていると案外楽だから・・これからがんばりなさいね」

「ありがとう・・お母さん」

「じゃ、寝るわよ」

「お休み」

同棲と結婚の報告終わった・・・。

聡のおかげで楽しい時間も過ごせて、家族みんながより一層仲良くなった気がした。

部屋に帰ると私を探していたのか、腕が伸びて私の布団を触っていた。

その手をそっと触れただけなのに、目を覚ましてしまった。

「ごめん・・」

「いいよ・・お疲れさま」

自分の布団を開けて引っ張っりこまれた。

「聡・・ここではダメだよ」

「わかってる。抱きしめるだけでいいから・・」

ぬいぐるみを抱くように足で挟まれ、後ろから抱きしめられた。

「今日はありがとうな・・玲」

「こちらこそ・・」

「俺・・これから頑張るから・・」

「無理はしなくていいよ」

「うん・・わか・・った・・」

「お休み・・聡」

「うん・・・」

静かに眠った。

私も聡のぬくもりに抱かれ、知らない間に眠ってしまった。
< 204 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop