あいつと最後の恋愛・・・できますか
「ちょっとごめんなさいね」

携帯で連絡すると、次々にみんながやってきた。

聡の言ってたとおりのダンディーなお父さんの姿に驚いた。

お兄さん夫婦もやってきて、あまりにもイケメンと美女に

聡がイケメンって言われるのが納得できた。

「玲さん、ようこそいらっしゃい」

「お休みの所申し訳ありません」

「聡、美人な人見つけたわね~」

「義姉さん・・・玲って美人でしょ」

「聡、お前もやっと落ち着くのか」

「ああ・・もう遊ぶのやめた」

「聡、同じ職場だそうだな」

「そうですよ。でも今まで玲にも父さんのことも母さんのことも言いませんでした」

「そうか・・・」

「玲・・・俺の家族見て驚いたかもしれないが、これが俺の家族なんだ」

「あの・・・お父様の会社って・・水島・・ってあの企業しか・・」

「そうだよ。あの水島だよ」

「そう・・・なんだ」

「お母様って見たこと・・」

「水島薫子って言えばわかるか?」

「嘘!やっぱりそうだ。私今着てる服・・そうだよ」

「そうよね。見てわかったわ。玲さんすごく似合ってる。今度違うのプレゼントするわ」

「聡さん・・・あの私・・・」

「玲・・・俺と結婚するんだろ?」

「それは・・・返事したけど・・・私でいいの?」

「いいに決まってる。俺が選んだから」

あまりのも両親が有名過ぎて、それを表に出さなかった聡に

何も言えなくなってしまった。

来て早々驚きの連発で言葉を失いそうになっていた。


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