あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲、ごめんちょっと待っててくれ」

鳴った電話を取り、話始めた。

「愛花。その件はこっちだから・・」

愛花さんとのやり取りを隣でしばらく聞いていた。

「・・じゃ・・後で」電話を切った。

「すまん、お待たせ」

「って・・なんで私が移動なわけ？」

「・・・仕事ができるからだよ」

「あんたさ・・聡とのこと考えてくれてた？」

「あ・・・でもな、聡もこっちに呼ぶから」

「は？どういう意味？」

「あのさ・・玲、聡に聞いたことないか？」

「え？」

「聡、ここに移動願いだしていたことを・・・」

その言葉に驚いた。全く知らなかった。

「どういうこと？聡からは聞いたことがない」

「俺も部長から聞いて驚いた。だから、お前を先に移動させてほしいって
頼んだ。今回の企画にな」

「じゃ・・二人揃って移動？」

「そうだな・・聡と一緒かもな。でも、する仕事は全く違うぞ」

「・・・わかった」

「玲、お前らの結婚のことだけどさ・・」

「ここではまだ言わないで。まだ決まってないから」

「は！お前・・・」

私が言った一言に敏則の顔色が一瞬変わった。

「どういうことだそれ。ちょっとこい」

部屋から休憩室へ移動した。
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