あいつと最後の恋愛・・・できますか
「だよね・・沙織は語学は達者だし、私より会話はできるし、沙織のほうが適任
だったよね」

「玲だってできるだろ?」

「私はもうダメだよ」

「何とかなるさ。まぁ来月から頼むわ」

「はいはい。がんばるわ」

別れ際に聡がやってきた。

「敏則、玲、ちょっといいか?」

「ほら来た。聡ここでいいか?」

「俺も移動になった。玲と一緒にな」

「あのさ・・・聡、何で移動願出してたの?」

「それな・・・結構前に出していて、玲があいつと付き合ってた
頃な、もうあきらめようと思って・・・」

「嘘・・あの人のこと・・・」

「そうだな、お互い無理だって思ってた時な・・・」

「玲?お前誰と付き合ってた?」

「え?秘密」

「おい!聡も知っているんだろ?」

「まぁ・・・な」

「私の人生最大の汚点だから言わない」

「相当なことやったな。玲」

「敏則・・あんたも過去言おうか?」

「・・・すまん。もう聞かない」

「敏則もあるのか?」

「聡、この男相当よ」

「・・・過去だろ?」

「まぁ・・・若かったということで・・・玲さん」

「はいはい・・・みんな過去はあるからね・・」

何故か3人が苦笑いしていた。


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