あいつと最後の恋愛・・・できますか
結局、来週から移動することが今決まった。

みんなとお別れ・・・会社は一緒でもあそこだけは違った。

同じ社なのにまるで独立しているかのような所だった。

自分のデスクに戻り、聡にメールで知らせた。

それを見たのか慌ててこっちにやって来た。

「どういうことだ?」

「うちの父親が絡んできたの・・・だから先に来いって・・」

「大丈夫か?」

「何とかなるでしょ」

不安でいっぱいだったが、後から聡も来るし、敏則だっている

何とかなるさ・・・その言葉を何度も心で呟いた。

あと3日・・・か

ため息をつきながら残りの仕事をこなした。

敏則からの社内メールが届いた。

「叔父さんに話がしたい。連絡を取ってほしい」

「でた・・・やっぱり・・・」

お父さんの会社に連絡を入れて予定を聞くと、今夜は空いているとの答えだった。

結局、私と聡も一緒に会うことになり、今夜は私の実家での食事となった。

不安と心配が頭から離れず気が重いまま実家へと向かった。



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