あいつと最後の恋愛・・・できますか
「叔母さん、玲のことは暴走しないようにちゃんと見てますから」

「敏則君頼んだわよ。この子仕事になったら他が見えない時があるから」

「そうですね・・・聡を振らないように言っておきます」

「二人共何よ。私なら大丈夫よ」

「どうだか・・・」少しあきれ顔で言われた。

暫くして二人がリビングにやってきた。

「お待たせ」

「父さん、何?」

「男同志の話。玲には内緒だな」

「・・・いいけど」

「玲、拗ねても可愛く無いぞ。歳考えろ」

「敏則・・・聡の前でなんてこと言うの」

「玲はまだまだ可愛いですよ」

「あら!ごちそうさま」

「ね。聡って素敵でしょ。敏則、あんたも見習ったら?愛花さんに
振られないようにね」

「お前!言ってくれるねぇ~」

「仕返しよ」

「ほんとに・・お前達は昔と変わらないな・・・」

「父さん。敏則が私の上司なんだよ。納得いかないわ」

「上司にならそんな態度ダメだろう。玲、しっかりと頑張れよ」

「・・・はい。じゃ父さんも竜ちゃんに頼みます」

「わかった。竜也が玲を見たら驚くだろうな」

「そうだよね・・・褒めてもらえるようにがんばります」

話も終わりここでお開きとなった。
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