あいつと最後の恋愛・・・できますか
「ちょっと会議室で話しよっか・・・」

4人で会議室へ向かった。

「玲、水島さんと結婚するつもりか?」

「え?どうしてそんなこと聞くの?」

「わかっているんだろうな。水島さんがどんな家柄か」

「・・・わかってるよ。それに挨拶も行ったし。お互いの家に」

「まさか俺の親友の弟と結婚とはな・・・俺も驚いたわ」

「結婚はまだ先よ。その前にこの企画を終わらせないと。敏則の彼女の企画なの
敏則もこれが終わらないと結婚できないんだって」

「お前ら親戚で何だよ・・・・」

「竜ちゃんお願い。力貸して」

「任せろ。驚くような街にしてやるよ。木尾竜也の傑作にしてやるよ」

「ありがとう!竜ちゃんがんばろうね」

「それより玲、お前、聡君に愛想つかされないように気をつけろよ」

「ちょっと・・・どういう意味よ!」

「仕事しすぎて聡君に捨てられないようにな」

男3人が一斉に笑らった。

「聡!あんたまで・・・」

「あ・・ごめん。でもみんな玲のことよくわかってるなって」

やりやすいのか、やりにくいのかわかららない仕事になりそうだった。

「じゃ・・また打ち合わせに来るから」

「お願いします」

「じゃあな。誠也に今度会うからお前のこと言っておくわ」

「竜ちゃん・・・変なこと言ったら・・・わかってる?」

「言わねえよ。でも・・」笑いながら部屋を後にした。
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