あいつと最後の恋愛・・・できますか
「聡、今夜そっちに行ってもいい?」

「行ってもいい?ってか」

「だって・・・まだ一緒に住んでないし」

「もう玲の家だよ。気にするな。なんなら今日から始めるか?」

「は?引っ越しもまだだよ」

「ってもう通ってるし・・始まってるか?同棲」

「う~ん・・・微妙・・」

お互い顔を合わせて笑った。

マンションへ着くと、荷物が届いているお知らせがあった。

「誰?」

「薫子さん」

「あ・・明後日の?」

「だろうな・・・」

「宅配ボックスに取りに行くと、箱が2個届いていた」

「何これ・・・」

「俺らの服だろうな・・・」

「まさか!新作じゃ・・・」

「当たりかもな」

家に入りリビングで段ボールを開けた。

「玲・・見てみろ」

「あ・・・薫子さん・・いらないって言ったのに・・」

明後日に着て行くドレスとバックに靴にとフルセットが入っていた

「薫子さんから・・」手紙を渡された。

玲さん、明後日楽しみにしてるから、これを着て息子と一緒に来てね

それと、うちのバカ息子のことですが、よろしくお願いします

「バカ息子って・・・」その一言に笑ってしまった。

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