あいつと最後の恋愛・・・できますか
女同志
土曜日・・・薫子さんとのお別れパーティーに行くために

届いた衣装とにらめっこしていた。

届いたのは2着入っていたからだった。

「・・・どうしよう」

聡が着替えながらこっちに来た。

「どっちがいいと思う?」

「赤と青か・・・」

一つはワインレッドのドレス。もう一つは濃い青色のドレス

どっちも素敵すぎて選べない・・・。

「聡、ネクタイの色は?」

「今夜はワインレッドかな?」

「わかった」

聡のネクタイに合わせてワインレッドのドレスに決めた。

着替えが終わりリビングへ行くと、タバコを吸いながら聡が待っていた。

「お待たせ」

「・・・ああ」

「何?その返事」

「似合いすぎて驚いた」

「私も、自分の身体にピッタリと合っていて、薫子さんになって言ったらいいのか・・・」

「薫子さんも喜ぶよきっと」

「だといいけど・・・」

聡がそっと髪を上げた。

「玲、背中・・・」

「相当開いてるでしょ」

「これ着て欲しくなかったな」

「あれ?妬いてる?」

「当たり前」

そっと腰を抱いて1階までエスコートしてくれた。

玄関を出ると、1台の車が待っていた。

「送迎付き?」

「ああ・・親父の車だな・・あれ」

高級車に乗って聡の家に向かった。
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