あいつと最後の恋愛・・・できますか
入り口に入る手前の大きな鏡に自分の姿が写りその立ち姿にどう見ても

私じゃない・・そう思った。

薫子さんが部屋に入った後からそっと入ったが、案の定注目の的に・・・

「みなさ~ん。今日は私の為にありがとう・・紹介するわね。今川玲さん。
聡の婚約者だから、意地悪はしないでね。それと、ほらそこの男共、声かけたら・・・
私が容赦しないからね」冗談交じりで私を紹介した。

聡がそっと隣に寄って来た。

「帰りたくなった」

「私も・・・恥ずかしい」

背中を見せると腰にてを当てそっと引き寄せられた。

「これじゃ注目の的だな・・・」

話していると、誠也さん夫婦が来た。

「玲さん、こんにちは」

「この間はどうもありがとうございました」

「玲さん素敵なドレスね。聡がやきもち妬きそうね」

「すごく素敵だぞ。お前らが一番目立つな。今日は」

「姉さんだって素敵じゃないか。エメラルドグリーンのドレスて普通なら
似合わないよ」

「だろ?ほんと薫子さんの感性には驚くよ」

4人で話をしていると、聞き覚えのある声が聞こえた。

「素敵なカップルですね」

振りかえると竜也だった。

「竜ちゃん!」

「その呼び方いい加減やめろ。玲」

竜ちゃんの横に女性が立っていた。

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