あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲ちゃん!」

その声に驚きが隠せなかった。

「華ちゃん!どうして!」

「玲ちゃんこそ、驚いたわ」

「馬子にも衣裳だな・・玲」

「言ったわね・・・竜ちゃん」

「学生の頃から見てるからそう思うんだよ」

「綺麗になったって言ってよ~」

「聡くんで十分だろ。な、聡君」

「そうですね。俺でだけで十分です」

「聡、お前変わったな」

「兄さんには言われたくない。そっちだって・・・」

「はいはい。男性方はそっちで飲んで仕事の話でもしたらどうですか?」

「瑠璃・・・冷たいな・・・」

「私達はあっちで楽しんできます」女3人で席を外した。

テーブル席に座り、ガールズトークが始まってしまった。

「玲ちゃんがまさか誠也君の弟と結婚するなんて。瑠璃ちゃん知ってた?」

「知らないわよ。それに竜也の勤め先が玲さんのお父様の会社だったのがビックリよ」

「あの・・瑠璃さん。玲でいいですよ」

「じゃ・・玲ちゃんでいいかしら?」

「もちろんです」

「で、華は竜也に決めるのね」

「え!華ちゃん結婚するの?」

「結婚は・・・する。でも今の竜也の企画が終わらないと・・・私も手伝うから」

「じゃ、あの企画、華ちゃんも!」

「え?玲ちゃんも?」

「そうなんだけど・・・」
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