あいつと最後の恋愛・・・できますか
「楽しいこと?」

「それは個人で違うかもしれないけど、私はね、好きな人と結婚して、妻であり、
子供を産んで、母になり、でも女でもあり、そんな生活でいいと思ったから誠也と一緒にいるの
仕事なんてあっさりやめたわ」

「私はまだどうかわからないけど、竜と一緒に同じもの造って完成させて、共に歩けたら
それでいい。家庭と子供は後から付いてくる。その時に共に楽しく生きて行けばそれでいい」

「玲ちゃん、頭で考えてもしょうがないわよ。結局最後は簡単に決まってしまう事になると
思う。それでも仕事!って思った時は、結婚はあきらめたほうがいいかも。両立なんて
無理してするぐらいならやめたほうがいい。絶対女のほうがしんどいから」

「玲ちゃん、今日はこの辺にして後はパーティー楽しみましょ」

「そうします。アドバイスありがとうございました」

シャンパンで乾杯をした。

「あらこんな綺麗な女性達おいて、あの子達はどうしたの?」

「薫子さん。こっちに来てて大丈夫ですか?」

「ちょっと休憩させて」椅子に座り、持っていたシャンパンを飲んだ。

「今日はずっと好きなだけ飲んで食べて遊んで頂戴。じゃ またね」

掌をひらひらと振ってまた別の席へと言った。

「薫子さんのパワーって凄いわ・・・」

「ほんと母親にはみえないね」

「人生楽しいんでしょうね」

「「「そうよね・・・」」」3人同時に言ってしまった。

同じ意見に笑っていると、みんながやって来た。

「ガールズトークはどうでしたか?」

「ええ楽しすぎてこの後も続きそうよ」

「俺達は邪魔かな?」

「そこのソファーに座って男達で楽しんでください」

「じゃ・・・そこで聞いていようかな?」

近くのソファーにみんなが座った。
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