あいつと最後の恋愛・・・できますか
「聞かれたら色んな話できなくなっちゃったわね」

「せっかく彼氏や夫の悪口いうつもりだったのに・・・」

「瑠璃・・それはひどいな~」

「まさか玲までか?」

「私は先輩達からのアドバイスを聞いてたの」

「玲、華と瑠璃には相談するな。とんでもないこと言うぞ」

「竜・・・喧嘩売ってる?」

「いや・・その・・」

「この夫婦は竜の負けだな・・」

「誠也だって言えないわよ」

「聡、俺らみたいになるなよ」

「はははは・・もう遅かったな」

「玲ちゃん、そのままでいいからね!」瑠璃さんが私にウインクしてきた。

「はいわかりました」にこっと笑って返した。

暫くして、薫子さんからの挨拶が始まり、暫く海外へ行くことを伝えていた。

「今度帰るのは・・・聡の結婚式になるかも・・」

飛んだ発言を残してくれた。

私達に拍手とお祝いの言葉が送られた。

私ははただその一言でもう引き返せない・・・と心に誓った。

最後に玄関で見送りの挨拶を交わしていると、聡狙いの女性が数人私を睨んで

帰って行ったのがわかった。

「玲、気にするな」

「うん・・・」

こんな世界を見せられて妬まれるのも仕方ないとそう思った。

お別れパーティーも無事に終了した。
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