あいつと最後の恋愛・・・できますか
ベットの中で休んでいると、聡が話を切り出した。

「玲、薫子さんの言ってたこと気にするな・・・」

「うん・・・」

「結婚なんて急がなくていいから・・玲のやりたいことすればいい・・」

「どうしたの?・・・」

「兄貴がさ・・・姉さんにもっとやりたいことさせてあげたら
よかった・・・って言ってたんだ。自分と結婚して仕事を取り上げて
しまったって言ってた・・・」

「聡・・・瑠璃さんはそう思ってないよ」

「え?」

「瑠璃さんは誠也さんを選んだ。それが答え」

「答え?3人で何を話したんだ?」

「教えない。秘密」

「じゃ・・言ってもらおうかな・・・」と身体を触れ始めた。

「ちょっと!ばか」寝返りをうって身体の向きを変えたが

あっさりと戻された・・・。

「勝てると思ってる?」

上から跨り両手を顔の横に置いて動けない体勢にされてしまった。

「勝てない・・でも言わない・・・」

「じゃ・・覚悟・・しろよ」

唇を塞がれた後、そのまま抵抗もできないままたっぷりと焦らされながら

愛情を注いでくれた。

抱き合った後、「まぁ聞かなくてもわかるけどな・・・」おでこにキスをした。

まんまと聡の罠にはめられてしまった。

「もっと玲が欲しい・・・」

「もう勘弁して・・・」

その後目を瞑っていると、いつの間にか深い眠りに落ちていた。






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