あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲、会議の結果を言う。お前はこっちで企画の責任者だ。その代りに、
海外へは俺も赴任するから、違うやつを連れて行く。いいな」

「はい。わかりました」

「けど、緊急な出張はあるかもしれない。それはわかってくれ」

「はい。わかりました」

とりあえず長期の出張は免れた。これで何とかなりそうな気がした。

「今日は書類の整理とデーターのやりとりが終われば帰っていいから」

そう言って山のような資料を私に渡して自分の席に戻っていった。

目を通すと昨日見た資料だった。パソコンの打ち込みもほぼ終わっている

資料だった。敏則が打ち込みをしていてくれた。

社内メールで敏則にお礼を言ったら、今日だけ特別と返事が返ってきた。

定時になり、今日は仕事も終わったので帰る支度をした。

「玲、ごめん今夜残業になる」

「わかった。じゃ・・お先」

先に帰えろうとしたら、美紀子さんと会った。

「お疲れ。どうだった?」

「はい、今日は無事に終わりました。でも聡は残業です」

「水島の企画は、結構複雑だからな・・」

「そうだ玲、今から行かない?」

「は?」

「あいつ残業なんだって、だからちょっと女同志で」

「・・・わかりました」

二人で居酒屋に向かった。
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