あいつと最後の恋愛・・・できますか
会議室からみんなで出てきた。
「玲、聡がお呼び。休憩室だとよ」敏則が耳元で言った。
向かうと、壁にもたれながらコーヒーを飲んでいた。
何か考え事をしている横顔に声を掛けることを一瞬戸惑った。
ゆっくり近づいても気づかない・・・。
「さ・・とし」
「あ・・ごめん」
「どうしたの?」
「今週から俺の家に正式に引っ越してこい。持ってこれる物は持ってこいな」
「いきなり?」
「ごめん・・俺・・今度はいつ帰れるかわからないらしい・・」
「え・・・そっか・・・わかった。今夜荷物もって行くから、それと
両親に連絡しないと・・」
「俺も今夜は帰れそうだから、荷物手伝うよ。海外行く前に
玲の両親に挨拶行かないとな」
「了解。話はそれだけ?」
「ああ・・」
「じゃ戻ろっか?」
「ごめん、後で行くわ」
「そう・・じゃ・・」気にはなったが聡とそこで別れた。
後ろ姿が少し気になったが、今は考えないでいようと思った。
暫くしてデスクに戻った聡はいつもと同じだった。
仕事をこなし、出張に向けての準備に入っていった。
「玲、聡、今日は定時上りね」
美紀子さんの指示が聡に飛んできた。
「でも・・書類が・・」
「あんた達は今週は残業禁止。やる事やってらっしゃい」聡の肩をポンと叩いて
掌をひらひらさせて部屋を出て行った。
「玲・・帰るぞ」
「はい」
定時のチャイムと同時に部屋を出て行った。
「玲、聡がお呼び。休憩室だとよ」敏則が耳元で言った。
向かうと、壁にもたれながらコーヒーを飲んでいた。
何か考え事をしている横顔に声を掛けることを一瞬戸惑った。
ゆっくり近づいても気づかない・・・。
「さ・・とし」
「あ・・ごめん」
「どうしたの?」
「今週から俺の家に正式に引っ越してこい。持ってこれる物は持ってこいな」
「いきなり?」
「ごめん・・俺・・今度はいつ帰れるかわからないらしい・・」
「え・・・そっか・・・わかった。今夜荷物もって行くから、それと
両親に連絡しないと・・」
「俺も今夜は帰れそうだから、荷物手伝うよ。海外行く前に
玲の両親に挨拶行かないとな」
「了解。話はそれだけ?」
「ああ・・」
「じゃ戻ろっか?」
「ごめん、後で行くわ」
「そう・・じゃ・・」気にはなったが聡とそこで別れた。
後ろ姿が少し気になったが、今は考えないでいようと思った。
暫くしてデスクに戻った聡はいつもと同じだった。
仕事をこなし、出張に向けての準備に入っていった。
「玲、聡、今日は定時上りね」
美紀子さんの指示が聡に飛んできた。
「でも・・書類が・・」
「あんた達は今週は残業禁止。やる事やってらっしゃい」聡の肩をポンと叩いて
掌をひらひらさせて部屋を出て行った。
「玲・・帰るぞ」
「はい」
定時のチャイムと同時に部屋を出て行った。