あいつと最後の恋愛・・・できますか
「あれだね・・」

「そうですね・・・」

「すぐに帰ってくるってわかっているのに・・寂しい」

「玲さん・・」

滑走路へ向かい進んでいく飛行機をじっと見ていた

そろそろ飛び立つ・・・

帰ってくるのはすぐなのにものすごく胸が苦しい・・・

滑走路から離陸した・・・

「行っちゃった・・・」

「ですね・・・」

空高く飛び立って行く飛行機を見て手を振った

いってらっしゃい・・待ってるから・・・と心で呟いた。

「さてと・・・行きますか・・・」

「はい・・・」

「明日から一人どうし頑張ろうね~」

「そうですね。頑張らないと」

笑顔で展望デッキを後にした。

お互い車できていたので駐車場で別れた。

「さてと・・・帰ろう・・・」

その前に健二に連絡を入れて、聡が行ったことを伝えた。

沙織が遊びにおいでと言ってくれたので健二の家に向かった。

海沿いに沈む夕日の色で空が綺麗だった

「聡と見たかったな・・・」

自然と言葉に出てしまった・・・

「やっぱり聡がいないと寂しい・・・」

これで12月まで大丈夫か不安になった。
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