あいつと最後の恋愛・・・できますか
居酒屋に着いた。4人底無しの飲み会が始まった・・・

「玲、聡、あんた達って何?」

「は?飲み友だよね。聡」

「そうだけど」

「何か隠してない?」

「何も隠してないよな、玲」

「うん」勘の鋭い沙織に知られないように、二人はだんまりを決めていた。

「健二?何か聞いてないの?」

「な!何を」突然突っ込まれて健二はビールを吹き出しそうになっていた。

「ははーん・・・私だけが知らないのかな!玲」

「へ?はぁ!何もないって!沙織、私達変かな?」

「ま・・いいけど」ビールをグイッと飲んだ。

「沙織~俺達でくっつけるか?」

「健二~いいかもねぇ~」何かたくらんだような顔でこっちをみてくる。

「沙織・・健二・・その笑みの意味は?」

「別に」二人が一緒に言った。

これから恐ろしい飲み会になるなって思ってもいなかった・・・

聡はただ淡々と飲んでいた・・
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