あいつと最後の恋愛・・・できますか
会社に向かうと竜ちゃんと華さんがこっちに手招きしていた。

「できたぞ」

「ご苦労様でした」

「玲のアドバイス使わせてもらった」

「嘘・・・いいの？」

「それが一番しっくりきた」

「そうですか・・・素人が口だしてごめんなさい」

「玲のおかげで少し俺も勉強になった」

「ほんとごめんね玲ちゃん。竜のせいで急遽こっちに来てもらって・・・」

「いいんです。聡とも会えましたから」

「あら。ごちそうさま」

「玲・・頑張ったな・・身体は大丈夫か？」

「竜ちゃん・・・訴えるよ」

「ばか！聞かないの！」華さんに頭を叩かれていた。

「じゃ、また日本でな」

「竜ちゃん来週には帰国でしょ？」

「いや暫く延長する。親父さんには連絡済だ」

「そうなんだ・・・」

「玲！おぅまだいたか」

「敏則、おはよう」

「お！お前何か綺麗になったな・・・聡のおかげだな」

「・・・敏則・・殴るよ」

「敏則も木尾さんも玲に怒られてばかりですね」

「え？木尾さんも？」

「あんた達はセクハラって言葉知らないの？」

「え？玲にセクハラ？あるかそんなもん」

「・・・ったく・・私は何よ！」

「木尾さん・・・玲は玲ですよね」

「そうだな・・妹みたいなもんだから・・諦めろ」

「こんな兄は要らない・・・」

５人でおお笑いしていると、潤子が出社してきた。
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