あいつと最後の恋愛・・・できますか
空港へ行くまで部屋でゆっくり過ごさせてもらった。

「夜まで時間があるから・・・いい?」

「聡・・・私日本に着くころ倒れるわ」

「暫く会えなくなるし・・・」

ソファーで座っている私の横へ座り服を脱がそうとしてきた。

「お願い・・勘弁して・・」

「じゃ・・ちょっとだけ・・」

私の胸元をきつく吸って跡を残した。

「また・・・つけた」

「本当ならもっと食べたい・・・玲を・・」

途中まで開けたボタンをさらに開けて結局は聡の思うがままに

愛された・・・。

「あ~離れたくない・・・」

「だから・・・断ったのに・・・」

お互い顔を寄せあった笑った。

そうしているうちに帰る時間が迫ってきた。

「玲・・・12月まで待っててくれよ」

「それはこっちの台詞。帰ってこれるの?」

「もちろん。それに入籍と結婚式もあるしな」

「そうだね・・・いよいよね・・・」

「式のことは玲に任せっきりになるけど・・・」

「いいの。聡が帰ってからのほうが忙しいわよ」

「そうだな」

「ねぇ・・」

「ん?」

「聡・・・待ってるね」

「ああ・・・待っててくれ・・じゃ・・最後に」

やさしく唇ふれて最後の思いをお互いに感じ合った・・・

何があっても待ってるから・・・と心に刻んだ。
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