あいつと最後の恋愛・・・できますか
「私そんなふりしてません」とちょっととぼけたように言ってみた。

「聡は飲み友!これ以上深くはまったらえらいことになるし・・
 私の情けないとこまで知っていて・・女として見れるわけないでしょ。私だって・・
 こいつのこと・・」

話す言葉が可笑しくなってきた。

「玲・・これ以上墓穴ほらないほうがいいよ」

「玲・・お前なんかおかしいぞ」二人が突っ込んで言った。


「はぁ~・・玲ってほんとは可愛いやつなのにな~」聡がぽつっと言った。


その言葉に3人が一斉に聡を見た。

「俺?何か言った」

「言った。」

「聡、今すげえ告白だぞ」

「ん?」

「聡・・・あんた・・・言ったことわかってる?」


「素直なことだと思うけど」とやさしい顔で答えた。


「俺、玲が好きだから」


おいおい・・ここで爆弾発言するか?

私の気持ち知っていてこんなこというの?

お~い聡・・私この場から帰りたいぞー


聡の言葉で私は固まってしまった・・・


「聡・・玲フリーズしてる」

「ほんとだ・・玲・・大丈夫か?」

「玲!玲!」目の前でポンと両手を叩く音がした

はっと気が付いた。
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