あいつと最後の恋愛・・・できますか
帰り道、泉田君が家まで送ってくれた。

「ありがとうね」

「僕もこの沿線なんで家まで送ります。女性一人歩きはダメですよ」

「慣れてるし」

「ダメですよ。こんな綺麗な人・・・」

「え!また嘘言って・・・」泉田君の肩をたたいた。

「本当ですよ。玲さんのことを狙っているやつもいるんですから・・」

「え!また冗談言ってーどこにいるのよー」

「玲さんが水島さんと結婚するって知ったらショックだろうなー」

「ショック?何でよ?」

「そりゃ告白しておけばよかったーって思うでしょう」

「そうかな?まぁされても困るけどね・・・」

「玲さん、あ・いや・・いいです・・それじゃお疲れさまでした」

マンションの玄関前で別れた。

「ん?泉田君何か言いたそうだったけど・・まいっか」

家に着きスマホを確認をすると留守電が入っていた。

「玲、大丈夫か?疲れてないか?こっちの仕事は順調に動いているから

安心していいぞ。またメールする。じゃ またな」

さっきの着信聡だったんだ・・・

送ってもらっていた帰り道だったので出なかった。

「あ・・・ちょっと残念」

着替えてお風呂に入り、明日の為に早く眠った。


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