あいつと最後の恋愛・・・できますか

「敏則は？」

「メールいれただけで、電話はしてません」

「だからか・・・」

「え？」

「あっちの男共は玲から連絡がないことに焦ったみたいね・・・
それに潤子のこともあったから余計にいろんなこと考えてたみたいね・・・」

「焦る？」

「そう・・私と旦那に聞きまくりよ」

「へ？」

「だから・・玲に何かあったんじゃないかってこと」

「ありましたよ」

「何！」

「見ます？」潤子からのメールを見せた。

「あんた・・・これって・・」

「意味わかります？」

「・・・あの子・・」

「だから・・疲れたんです」

「・・・わかった」

美紀子さんが突然スマホで連絡を入れた。

「あ・・ごめん私、泉田の出張早くできないかな？もう限界だわ。
そう・・・原因？・・・当たり・・だからお願い・・それと
泉田だけど、明日から玲と組むの辞めさすから・・じゃ・・また」

「課長ですか？」

「そう。私が予感してたことが当たっただけ。玲、聡を帰国させるから」

「え？１２月は？」

「泉田も復活したし、聡はそれまでの人員だし、それに玲の隣に泉田は置けない」

「美紀子さん・・・」

「玲、潤子の数々の失礼は私の教育不足だったごめんなさい。今度潤子の対処も
考えるから。でも玲もちゃんと報告はしてないよね。そこは玲も悪い」

「すいません・・・」