あいつと最後の恋愛・・・できますか
今は夜の9時だから・・・少し休んで連絡を入れよう。

スマホのアラームを1時にセットして寝室へ向かった。

ベットに入り、聡が使っていた枕を抱きながら眠った。

こんな姿見られたら恥ずかしいけど、最近は抱いて眠るほうが落ち着いて眠れる。

でも今日は眠ることができない・・・目を瞑っていても無理だった。

ベットの中でゴロゴロとしていると、スマホのアラームが鳴った。

「嘘・・・結局寝られなかった・・・」

止めた後、聡に連絡を入れてみたが、やっぱり繋がらなかった。

「もう・・やだ!」布団に潜り体をジタバタさせた。

ここまで連絡が取れないってどういうこと?

今は真夜中だし、こんな時間誰も起きていないし・・・

あ・・敏則・・・でもな・・・

敏則の電話番号をに通話ボタンを押そうか止めようかと迷っていると

誤って押してしまった。

「あ・・まずい!」

切ろうとした瞬間つながってしまった・・・

「どうした?」

「あ・・あの・・」

「お前そっち夜中だろ・・俺に用って何かあったか?」

「敏則・・・聡のことなんだけど・・」

「は?聡?」

「昨日のお昼から連絡がつかなくて・・・」

「この間に仕返しかもな・・あいつ・・」

「え?やっぱり・・仕返しだったんだ・・・」

「おい、ちょっと待て、玲、聡のこと何も知らないのか?」

「は?・・何それ、聡に何かあったの!」

「へ?・・・もしかして・・・聞いてないか・・?」

「何のこと?何も知らないよ・・・」

「お前・・・それマジか?・・」
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