あいつと最後の恋愛・・・できますか
「・・連絡がつかないのは飛行機でニューヨークに帰ってるからだって・・
課長も、美紀子さんも・・・」

「お前さぁ・・俺達ロスにいたのは数時間だぞ。後は現地残る奴に任せて俺と聡と潤子は帰った。
着いてから課長と連絡を取って、玲の話になった。泉田の件も全部聞いたぞ。
だから、早く泉田をこっちに来させてほしいと頼んだ」

「え・・泉田君のこと何処まで聞いた?」

「お前・・何かされたのか?」

「そうじゃなくて・・課長がどういったのかなって・・」

「ちょっかいかけてるって言ってたぞ。この事は、聡には言ってないからな」

「ありがと・・そう、ちょっと言われただけだから」

「ったく・・気をつけろよ」

「はい・・・すいません・・・」

「で後4日っていうのは、ほとんど休暇だったんだ。帰る準備も踏まえてな。
実質仕事は今日で終わりだった。そしたら聡の奴・・・
こっちにいる知り合い使ってチケットを手に入れやがった。
それで、経由するみたいだけど、日本に帰ったぞ」

「っていうことは・・・今どこよ」

「さぁ・・日本につくのは・・明け方って言ってたな・・」

「え!じゃ・・後、数時間じゃないの!」

「そうだな・・・玲、嬉しいだろ?」

「は!何それ!なんでみんな黙ってたのよ!!」

「玲、落ち着け!」

「何よ!」

「昨日お前が話をしなかったからだろう。それより帰ってきていきなり
喧嘩にならないようにしろよ。聡も被害者だからな。それだけはお前もわかって
やれよ」

「うん・・わかった・・」

「俺に早く電話すればこんなに面倒なことにならなかったのになー玲ちゃん」

「くっ・・反省してます・・・」


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