あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲、とりあえず体を休めろよ・・・そうじゃないと・・
お前ぶっ倒れるぞ」

「そうだね・・じゃ寝て待つわ。始発に乗って帰って来るだろうし・・・」

「じゃ早く寝ろよ」

「うん・・おやすみ」

「ああ・・じゃあな」

電話を切った。

「やられてた・・・課長も美紀子さんにも・・・もうー!」

ベットの上で大の字になって寝転がり天井をじっと見ていた。

「帰ってくるんだ・・・」

聡の枕をぎゅーっと抱いてコロコロと何度も寝返りをうった。

こんな姿見られたら恥ずかしいけど、やらずにはいられなかった。

少しでも体を休めないと、聡は私の顔をみただけですぐに体調の悪さに

気づいてしまう・・・

肩の荷が下りるってこういうことだなと思いながらちゃんとベットに入り

体を休めた。

興奮して眠れないどころか、ほっとしたことで目を瞑っていると

自然と力が抜けていつ眠ってしまったのか気づかなかった・・・

スマホのアラームがなって、止めようとして手を伸ばしたら・・・

届く前にアラームが止まった。

驚いて目が覚めた。

目を開けると・・・・聡がベットに座ってやさしく笑っていた。

< 374 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop