あいつと最後の恋愛・・・できますか
午後の仕事は少しハードだった・・。泉田君に引き継ぐために

やれると所まではやっておかないと、そんな気持ちで作成していたが、

中々目指しているところまではできなかった・・。

やっぱり寝不足がいけなかった・・・やっぱり残業しようと考えていると、

「玲さん、代わります・・」泉田君がやって来た。

「泉田君・・ごめんね・・」

「それと・・この間はすいませんでした」

「もう、いいから・・」

「水島さんにも謝りました」

「え?聡は何か言ってた?」

「いいえ・・何も・・」

「そう・・それじゃ・・これ・・まだ結構の残ってるけど・・お願い・・」

「十分ですよ。もうこれしか残っていないんですか?」と反対に驚かれた。

資料とデーターを渡して先に帰らせてもらった。

会社を出てすぐに聡に連絡を入れてみると、留守電になっていた。

メールで終わったことを知らせて、家に帰りますと送っておいた。

やっぱり・・何かあったのかな・・・

少し不安な気持ちで家に向かい、買い物を済ませて家に着いた。

「ただいま・・・」一応声は掛けてみたが、聡は帰っていなかった。

やっぱり実家で何かあったのかも・・・

この予感が当たらなければいいが、健二が言っていたお父様の病気・・・

聡もはっきりとは言わなかったし・・・

前に聞いた時より・・悪くなっている?・・・

嫌なことばかりが頭に浮かんでくる・・・

夕食の支度をしながら聡が早く帰ってくることを祈った・・・。
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