あいつと最後の恋愛・・・できますか
ホームについた・・始発はまだ来ていなかった。

やっぱ無理だ・・・こんな状態が続くなら・・・

いっそのこと嫌いになりたい・・私の事嫌いになってほしい・・

下を向いたまま考えていると・・涙が溢れてくる・・

こんな自分もう嫌だ・・・聡・・・ごめん・・・


電車が来た・・乗り込もうとした時、ドアに急に人が入って来た

ぶつかったが、顔も見なかった・・

「玲・・さっきはごめん」 聡だった・・。

「次の電車にしようと思ったけど・・無理だった」

私は下を向いたまま顔も上げずに返事もしなかった。

ドアの横に立った。

聡が横に立って頭を撫でている・・

少し聡にもたれた・・

「これ以上やさしくしないで・・お願いだから・・」

小さな声しかでなかった。

聡は何も言わず、そっと肩を抱いていてくれた。

もうすぐ降りる駅に近づいてきた・・

「降りるなよ」聡が耳もとで言った。

「だめだよ・・」と言いながら離れた。

駅についた。

「じゃ・・」そう言って電車を降りた。


聡の家は行かない・・帰って寝よう・・そう思いながら家に帰った。


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